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「きっと、澄みわたる朝色よりも、」 にみるエロゲなのに~という批判について
2009年08月10日 (月) | 編集 |
発売以降なにかと批判の多い「きっと、澄みわたる朝色よりも、」ですが、
その批判内容についてやや思うところがあったので今回あえて記事を書きました。

現実的に考えて万人に受け入れられる作品なんて存在しないので、
どんな作品であれ多少の批判や文句というのは必ず存在するものでしょう。
特に「きっと、澄みわたる朝色よりも、」は発売前の期待値が高かっただけに、
それ分の反動と奇を衒う内容から批判は多くの避けられませんでした。
とは言え、(関係者ではないので)批判が出るのは結構です。
しかしその批判の中に エロゲなのに~ってのはどうなの? という
批判があったのでそれについて私見を述べたいと思います。

長くなるので、続きは続きからどうぞ。


とりあえず気になったのは次の2つ。

1.エロゲなのに攻略できるのが1人ってのはどうなの?
2.エロゲなのにエロが少ないってどういうことなの?


まず1についてふれていきます。
自分が思うにエロゲである=複数人を攻略できるというのは、
十分条件であって必要条件ではないと考えています。
エロゲで出すということは18禁表現があるから出すわけです。
例えそれが一人だけだろうが複数人だろうが、
18禁表現があればエロゲとして作品を出すしかない。
つまりエロがあることが大事なわけでそこに人数は関係ないと考えます。
もちろん複数人攻略できるゲームのほうが多いですが、
「こいびとどうしですることぜんぶ」や「どんちゃんがきゅ~」など、
単独ヒロインのゲームも過去にしっかりと存在しています。
なのでエロゲ=複数人攻略はやや短絡的な気もします。

ただ、複数人攻略の方がユーザーのリスクを減らせるだとか、
複数人攻略のほうが良いという意見を否定しているわけではありません。
その理由を単純にエロゲだからというところに
持っていくのはちょっとおかしくないかということが自分の意見の主幹です。


次は2のエロゲのH数についてです。
まず自分は エロゲ=Hだけするゲーム(抜きゲー) ではないと思っています。
10年以上前ならば抜きゲの方が主流だったかもしれません。
しかし泣きゲーというジャンルが確立して以降は、
必ずしもそうとは限らなくなり逆にマイノリティー化していったと思います。
その事情からH数が少なくともなんらおかしくはないわけで、
そもそも事前情報からそっちに主幹がないことは一目瞭然なので、
あえてこのゲームでH数を問題視する必要はあまりない気もします。
また先ほどと同じ議論になるのですが、
H数がたとえ1個でも100個でも18禁表現が入る以上、
ADVならばエロゲとして作品を出すしかないわけです。
なのでエロゲだからH数が多くなければならない必要もないと自分は考えます。
特に抜きゲが主流だった昔ならいざ知らず、
現在でこれを訴えかけるのは時代遅れな気がしてなりません。

これについても個人の感想として、数をもっと多くしてほしいや、
他のキャラもあった方が良いなどの意見を否定しているわけではありません。
ただその理由の置き所には気をつけてほしいということです。



ここまで2つの問題について議論してきましたが、
ならば今回は何が問題だったのということを最後に言及します。
まぁ、ぶっちゃけ販促の仕方、
正確には販促するための情報の出し方に問題があったと考えます。
あたかも他のキャラも攻略できるという誤解を助長するような
公式サイトのサンプルCGは正直どうかと思いました。
サイトを見れば抜きゲーでないことは分かると思うので、
サンプルCGにHシーンが少なくとも違和感はありません。
それにメインの3人中2人のHがあればもう一人もあるというのは、
当然の論理の帰結だと思います。
むしろここまでくると普通に勝負をする自信がないために、
あえてこのような情報の出し方を選択したのかなとも思います。
もちろん企業である以上より多くの利益を生み出そうとするのは当然です。
それでもサポートや参加型企画など一般の企業に比べて、
この業界はユーザーと企業との距離が近いことが良いところだと思います。
なのでこのようなユーザーを欺く形になったことは正直残念です。
今後はもう少し作品の意図が伝わるような情報の出し方をしてほしいです。

まぁ、今回の場合は一応メーカーでも
「本作は物語性をより高める為、既存の形式にとらわれない構成での作品作りに挑戦しています。」
と書いてはいるものの、これだけでは意図は伝わらないですよ。


テーマ:美少女ゲーム
ジャンル:ゲーム
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